花の命は短くて、それでも咲かなきゃ女が腐る。
女30ガケップチ咲かせてみせます お水の花を

このドラマの舞台は、「お水」、つまり水商売の世界。
主人公は、この世界をこよなく愛するホステス。
だからといって、ただのお水業界物語ではありません。

お客にとってホステスは、時には恋人であり、時には母にもなる、いわばスーパーレディー。
その彼女たちの突き進む「お水道」こそ、この不況の世の中を生き抜くのに必要な女の中の女の道なのです。
「お水」というと一見ド演歌的な特殊な世界で繰り広げられるフツーの出来事を、何故か体育会系ノリの軽快なテンポで明るく描く、全く新しいタイプのドラマ…
これは、舞台をお水の世界に置き換えた、「スポ根サクセスストーリー」なのです。

石崎(上川隆也)
前オーナーの死後、CLUB PARADISEにやってきた若き新オーナー。
前オーナーとの関係や、その素性など謎の部分が多い。
紳士的でいつも冷静だが、PARADISEを一流の未成にすべく、時には厳しくホステスたちを鍛え上げている。
人を見る目は確かで、特に明菜の才能を見いだしている。
明菜は、次第にこの石崎に惹かれるようになる。

五月(一色紗英)
CLUB PARADISEの現在のナンバーワン、23才。
美貌、スタイル、若さと全て兼ね備え、天下無敵だが周囲に敵も多い。
25才までには自分のお店を構えたいと野心に燃えている。
何かにつけ、明菜と対立する。

麻弥(原沙知絵)
CLUB PARADISEの新人ホステス。
可愛くスタイルもよいが、実はドジで要領が悪い。
今までいろいろなアルバイトをしてきたが、どれも失敗ばかりで長続きしなかった。
PARADISEでも接客がうまくいかず、落ち込むが、先輩ホステス明菜の奮起する姿にほれこみ、続ける決意をする。

まゆみ(井上晴美)
CLUB PARADISEホステス。
どちらかというと五月派だがどこかCOOLで、つかみどころがない性格。
ホステス仲間にも完全に心を開いてない部分があり、のちに店の中で孤立する事件を起こす。

なみえ(藤崎奈々子)
CLUB PARADISEホステス。
可愛く、客からの人気もあるが、あまり「No.1」の座などに興味がない現代っ子。
見た目の通りのんびりした性格で、好きなお酒を飲んでお金がもらえるこの仕事を天職だと思っている。

よおこ(戸田恵子)
CLUB PARADISEの最年長ホステスで最古参。
バブルの頃、金持ちの不動産屋の男と結婚し一時退職したが、3年前に離婚し、復帰。
明菜のマンションの向いの部屋に住んでいる。
サバサバした性格で、明菜のよき相談相手。
お水の世界を隅から隅まで知り尽くしている。

仁(阿部寛)
明菜たちのいきつけのバーNEXTのマスター。
かつては明菜やよおこと一緒にPARADISEでボーイとして働いていた。
10年前に独立しNEXTを開き、以後、ホステスたちの安らぎの場として悩み事の相談などを受けている。
決して口には出さないが、明菜にほのかな恋心を抱いている。