(脚本) 寺田敏雄
(演出) 若林 節朗(共同テレビ)、杉山 登(テレビ朝日) (音楽)大島ミチル (主題歌)「Butterfly」 作詞:HAKUEI 作曲:PENICILLIN 編曲:PENICILLIN&重盛美晴 歌:PENICILLIN(イーストウェスト・ジャパン) |
神崎 瑞穂(35):浅野温子 10代の頃から女優として成功し、テレビや映画、舞台で活躍してきた。 現在は、実力派女優としての評価も高く、芸能界でもそれなりの地位にある。 しかし、一方、歳を重ねるうちに次第に自分は、もう若くないのだという現実に直面しかけている。 生活のすべては、女優にあると言い、家事や身の回りにことは、夫に任せっきり。 これから先、女優としての自分のかすかな不安が見え始めた時、神様のイタズラにあってしまう。 神崎さおり(14):野村佑香 沢村健児(15):藤原竜也 長谷部則夫(47):佐藤B作 福井美沙子(26):藤森夕子 山岸由香利(14):大谷みつほ |
サラリーマンの夫、孝太郎(うじきつよし)と14歳になるさおり(野村佑香)と三人家族で都内に暮らしている。 10代の頃から女優として芸能界で活躍して来た瑞穂は、根っからの女優。 それ一筋なために、家事、身の回りの世話を全部、夫に任せている。 よき理解者である温和な夫のために、神崎家は今までうまくいってきたと言っても過言ではない。 しかし、最近、衰えゆく自分の若さや輝きに、瑞穂は、不安になってきている。 そのため精神不安定気味である。 一方、娘のさおりは、高校受験を控えた中学3年生。 昔から、女優の娘というだけで、周囲から好奇の目で見られたり、イジメにあったりしていた。 そのため、女優である母親が大キライ。 また、家事すべてを父親に任せきり、都合のいい時だけ、母親ヅラしてお説教したりするのも気にくわない。 そんなさおりも、クラスメートの健児(藤原竜也)を想う時だけは、素直な気持ちでいられるのだが。。。 当然、そんな母子がうまく行くはずがない。温和な孝太郎を前に、親子ゲンカの毎日だ。 瑞穂は流行りの言葉を使い、親にツッかかってくるさおりの態度が気に入らない。 そして、それはある日突然起こった。 今日も些細なことがきっかけで、さおりは、瑞穂と小取るしてしまい、ケンカになる。 しかし、今日はこれまで、胸に秘めていた本音まで口にだしてしまい、二人のケンカはエスカレート。 その頂点で、落雷の衝撃とともに、二人は階段から転がり落ち、同時に失神してしまう・・・。 その翌朝、仕事に出かける支度に忙しいはずの瑞穂と、学校に遅刻しそうなさおりは悲鳴をあげた。 瑞穂とさおりの心の中が入れ替わっているではないか! 瑞穂の体の中にはさおりの心が、さおりの体の中には瑞穂の心があるのだ。 とにかく、体はそれぞれの場所に行かなくてはならない。 そのことを、瑞穂のマネージャーの伝介(阿部寛)はおろか、もちろん、孝太郎さえも知らない。 こうして、環境の変化に戸惑いながらも瑞穂とさおりの毎日が始まっていったのだ。 |