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以前、甚八は仲間の銀次（高川裕也）と組んで押し込み強盗をしたことがあった。 そして、島流しにあった銀次を待たずに、残った仲間で金を山分けにした。 さらに甚八は、銀次の妻、おみよ（岩本千春）と暮らすようになっていた。 江戸に戻ってきた銀次はこのことを恨みに思い甚八の命を狙う。 しかし、甚八がおみよを養っているのには訳があった。 銀次が島流しにあった時、おみよは銀次の子を身ごもっていた。 生活に困窮するおみよを見かねた甚八は、おみよを救うために山分けした金を使ったのだった。 何とかして甚八を助けたいお絹だが、自分が動くと盗賊の統領をしていることが夜十郎（阿部寛）に知られてしまう。悩むお絹。 銀次は、自分の子とは知らずにおみよの子を誘拐し、甚八をおびき寄せる。 おみよに助けを求められたお絹は、夜十郎とともに銀次のいる寺に駆けつける。 |