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お絹（黒木瞳）と浪風（蟹江敬三）は家の前に赤ん坊の入った篭が置いてあるのを発見する。 篭の中には浪風にあてた書き付けがあった。 身に覚えがないと言い張る浪風だが、お絹は聞く耳を持たない。 行きがかり上、この赤ん坊は浪風が育てることになる。 ところがこの赤ん坊が刺客に襲われる。 剌客を追い払った浪風がこの赤ん坊は何者なのか不審に思っているところに、赤ん坊の母親のお里（春木みさよ）が現れる。 お里は、赤ん坊の父親は浪風だと言い出し、浪風はお里と暮らすはめになる。 そのころ河内山宗俊（石坂浩二）は、浅井家のお家騒動の情報を手に入れていた。 奥奉公の町娘だったお里が、浅井摂津守（石田登星）との間に男の子を産んだのだが、この子供が世継ぎになるのを望まない家臣たちが母子の命をねらっているのだという。 事情を知った浪風は河内山とともに摂津守に会いに行く。 |