| お十夜の晩。闇の中に鈍く光る石碑の前、素っ裸のまま眠るように倒れていたところを女盗賊のお絹に助けられ、付けられたその名も碑夜十郎。 実はこの夜十郎、平成の世界から江戸へとタイムスリップしてきた現代人。生まれも名前もすべての記憶を失ってはいるが、なぜか剣の腕前はなかなかのもの。 そのうえ、とびきりの美男子。 何事にも一直線で真正直、性格温厚、人情家。右も左もわからない江戸の町で、河内山をはじめとする悪党どもと渡り合いながら、その魅力で悪党どもを仲間に引き入れ、ついに江戸の庶民のために巨大な政治権力に挑んでいく。 夜十郎が、得意の武芸とアイデアを武器に大暴れする新趣向の時代劇。 主人公は現代で剣道の日本チャンピオンだった設定。 |